こんにちは♪
今回取り上げるのは、滑舌の体操にうってつけの教材【外郎売】についてです。
外郎売は、役者を志す方やアナウンサー志望の方など、幅広い方たちから支持される、王道の滑舌教材になります。
特に、役者を目指して養成所に通っている方などは、『外郎売、丸暗記してきて』というような課題を言い渡されることも少なくありません。
フルスピードでしゃべっても、最初から最後まで言い終わるのに5分くらいかかる長セリフですから、覚えるのは結構大変です。。
今でこそ、私は滑舌の練習として毎日最低10回は、外郎売を暗唱して口を回していますが、覚え始めた頃は全然頭に入ってこなくて大変でした。
(オススメの外郎売の覚え方については、また別の機会に詳しくお話しますね!)
さて、今回お話するテーマはこちら!
外郎売の読み方っていくつかパターンがあるの?
調べてみても、サイトによって読み方が違ったりするんだけど・・・
本記事にたどり着く前に、ご自身で外郎売の読み方を調べた方はもうお気づきだと思います。
外郎売って、読み仮名にいくつかパターンがあるんですよね。
例えば、「小磯の宿を」という部分を『こいそのやどを』と呼んでいるものもあれば、『こいそのしゅくを』と呼んでいるものもあります。
細かく見ていくと、このような読み方の違いに直面することが多々あるんですよ。
覚え方以前の問題として、どの読み方が正しいのかわからないままでは、頭に入ってきませんよね。
そこで本記事では、「外郎売の読み方ってどれが正しいの?」というテーマで詳しくお話していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
外郎売の読み方はいくつも種類がある!
では早速本題に入ってしまいますね。
実は外郎売には、元々複数の読み方が存在します。
そのため、「このパターンは間違いで、こっちの読み方が正しい」ということではなく、どれも正解なんです。
イメージとしては、漢字の書き順みたいなものだとお考えください。
書道有段者の知り合いに聞いたのですが、漢字の書き順にも、複数のパターンがある字があるんですって!
例えば、「斎」という字は、6パターンもの書き順があり、そのどれもが正しい書き順なんだそうです。
(逆に「斎」を6パターンの書き順で書く方が難しい気もしますが…)
外郎売に関しても同様です。
読み方が多少違っていても、話の流れが変わらなければ、基本問題ないものと思っていただいて差し支えありません。
それこそ、お芝居の世界に身を置く方は、師匠や先輩などに聞いてみると、人によって外郎売の読み方が少しずつ違うことが分かると思います。
読み方ももちろんですが、息継ぎのタイミングや、感情の込め方等、結構個性が現れるんですよ。
以前、【外郎売のあらすじは?】という記事でもお話しましたが、外郎売という作品も、あくまでお芝居の台本になります。
その台本が、たまたま滑舌の練習にピッタリだったことから、昨今のような使われ方をしていますが、本来はれっきとしたお芝居の台本ですからね。
この点については、楽に構えて読んでいただいて大丈夫だと思います♪
ただ、これで本記事を締めてしまうのはさすがに無責任だと思いますので、次の章で、私が覚えたパターンの外郎売の読み方をご紹介しますね。
外郎売の読み方の一例
以下が、私が覚えたパターンの外郎売全文になります。
引用元:https://ja.wikisource.org/wiki/%E5%A4%96%E9%83%8E%E5%A3%B2
特別指定がない状態で、「外郎売、覚えてきて」と言われた場合は、とりあえずこちらの読み方で覚えておけば、問題ないと思います。
もし、読み方について指定がある場合は、その部分を言い換えて覚えるようにしましょう。
あくまで傾向として、ですが、お芝居の台本として外郎売を使う場合は、言いづらい単語の連なりを減らした方が、より表現の方に意識を向けることができますよね。
逆に、滑舌の練習用教材として外郎売を使うなら、わざと言いづらい言葉の並びにする方が、一層よい教材になります。
自主練として外郎売を使うのであれば、この点を意識して、読み方を選んでみてください。
まとめ
今回は、外郎売の読み方についてお話しました。
ご参考になれば幸いです♪
【合わせて読みたい!】
こちらの記事では、外郎売のあらすじ、内容や意味についてお話ししています。
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